
世田谷区の一日葬|費用・流れ・注意点と斎場選びをわかりやすく解説
世田谷区で葬儀を考える際、「通夜を行わず、一日で葬儀を行いたい」という方に選ばれているのが一日葬です。
一日葬は、通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を一日で行う葬儀形式です。
ご家族や親族の負担を抑えながら、火葬だけではなく、故人ときちんとお別れする時間を持てることが特徴です。
一方で、一日葬だからといって必ずしも費用が大幅に安くなるわけではありません。
この記事では、世田谷区民が利用することの多い代々幡斎場・桐ヶ谷斎場・臨海斎場を例に、実際に必要となる費用や流れ、注意点を詳しく解説します。
一日葬とは
一般的なお葬式では、1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式・火葬を行います。
一日葬では通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を一日で行います。
亡くなられてから葬儀当日までには、ご搬送、ご安置、打ち合わせ、納棺や身支度などの準備期間があります。
東京都内では火葬場や式場の予約状況によって、葬儀まで数日待つこともあります。そのため、一日葬の費用を見る際には安置日数と安置料金も重要です。
一日葬の費用は「プラン料金」だけでは分からない
葬儀社のホームページでは、「一日葬○○万円~」といった料金表示をよく見かけます。
しかし、実際には葬儀社へ支払う費用以外にも、次のような費用が必要になる場合があります。
- 式場使用料
- 火葬料金
- 安置料金
- 骨壺
- 控室料金
- 料理
- 返礼品
- 宗教者への謝礼
そのため、一日葬の費用を比較する場合には、最終的にいくら支払うことになるのかを確認することが大切です。
葬儀代金40万円の場合|3つの斎場で総額を比較
ここでは、葬儀社へ支払う一日葬の費用を400,000円と仮定して、世田谷区民が利用することの多い3つの斎場で総額を比較します。
安置期間については、実際の利用状況を想定したモデルケースとして、
- 代々幡斎場:5日間
- 桐ヶ谷斎場:5日間
- 臨海斎場:7日間
として計算します。
臨海斎場は公営斎場で費用を抑えやすい一方、予約状況によっては葬儀までの日数が長くなることがあるため、ここでは7日間の安置を想定しています。
| 費用項目 | 代々幡斎場 | 桐ヶ谷斎場 | 臨海斎場 |
|---|---|---|---|
| 葬儀社費用 | 400,000円 | 400,000円 | 400,000円 |
| 式場使用料 | 231,000円 | 242,000円 | 56,000円 |
| 遺族控室 | ― | ― | 14,000円 |
| 会葬者控室 | ― | ― | 30,000円 |
| 火葬料金 | 87,000円 | 87,000円 | 44,000円 |
| 骨壺 | 13,970円 | 13,970円 | 無料 |
| 1日あたり安置料金 | 13,200円 | 13,200円 | 3,000円 |
| 想定安置日数 | 5日 | 5日 | 7日 |
| 安置料金合計 | 66,000円 | 66,000円 | 21,000円 |
| 合計 | 797,970円 | 808,970円 | 565,000円 |
※上記は葬儀社費用を400,000円とした場合のモデルケースです。
※料理・返礼品・宗教者への謝礼などは含まれていません。
※安置日数は実際の予約状況やご家族の希望によって異なります。
※料金は利用条件や施設の料金改定によって変更される場合があります。
同じ40万円の一日葬でも20万円以上の差が出る
葬儀社へ支払う費用を同じ400,000円にした場合でも、今回のモデルケースでは総額に大きな違いが出ます。
代々幡斎場:797,970円
桐ヶ谷斎場:808,970円
臨海斎場:565,000円
代々幡斎場と臨海斎場では、232,970円の差があります。
桐ヶ谷斎場と臨海斎場では、243,970円の差があります。
式場・火葬・安置・骨壺・控室などを含めて比較することが大切です。
3つの斎場の特徴
代々幡斎場
797,970円
世田谷区から利用しやすい火葬場併設斎場です。式場と火葬場が同じ施設内にあるため、葬儀後に別の火葬場へ車で移動する必要がありません。
今回のモデルでは、5日間の安置を想定しています。
代々幡斎場の詳しい費用を見る桐ヶ谷斎場
808,970円
品川区西五反田にある火葬場併設斎場です。世田谷区南東部や目黒区寄りの地域から利用しやすい斎場です。
今回のモデルでは、5日間の安置を想定しています。
臨海斎場
565,000円
世田谷区を含む5区が運営する公営斎場です。式場・火葬・安置を同一施設で行うことができ、公営料金で利用できることが特徴です。
今回のモデルでは、葬儀までの日数を長めに想定し、7日間の安置として計算しています。
臨海斎場の実際の一日葬を見る実際の葬儀事例も確認してみましょう
料金シミュレーションだけではなく、実際にその斎場でどのようなお葬式が行われているのかを見ることも重要です。
実際のお葬式では、参列人数、安置日数、花祭壇、エンゼルケア、料理、返礼品などによって費用が変わります。
葬儀費用を考える際には、料金表と実際の葬儀事例の両方を見ることで、自分たちの場合にどのくらいの費用が必要になるのかイメージしやすくなります。
一日葬の一般的な流れ
病院や施設で亡くなられた場合は、葬儀社へ連絡して寝台車を手配します。
ご自宅や安置施設へ故人をお連れし、葬儀の日程が決まるまで適切にご安置します。
日程、式場、火葬場、参列人数、花祭壇、料理、返礼品、宗教者などについて決めます。
故人のお着替えやお化粧などを行い、棺へ納めます。ご家族が立ち会える場合もあります。
仏式の場合は読経や焼香、無宗教の場合は献花や音楽、思い出の写真などを取り入れることもできます。
棺の中へお花や思い出の品を入れ、最後のお別れをします。
火葬後、ご家族で収骨を行います。
一日葬のメリット
ご家族や参列者の負担を抑えやすい
通夜と葬儀を2日間行う形式と比較すると、式典が1日になるため、高齢のご親族などの身体的な負担を抑えやすくなります。
火葬式よりもお別れの時間を持ちやすい
火葬だけを行う形式とは異なり、祭壇を飾り、葬儀・告別式を行うことができます。
「大きなお葬式は必要ないけれど、きちんと送りたい」というご家族にも選ばれています。
少人数の家族葬と相性がよい
ご家族や親族を中心とした10~20名程度の葬儀にも合わせやすい形式です。
一日葬で注意したいこと
一日だから費用が半分になるわけではない
一日葬でも、搬送、棺、安置、保冷処置、花祭壇、スタッフ、火葬などは必要です。
二日葬と比較して通夜に関連する費用を抑えられる場合はありますが、すべての費用が半額になるわけではありません。
安置日数を確認する
東京都内では、斎場の空き状況によって葬儀まで数日待つことがあります。
「何日間の安置を想定した見積もりですか?」
と確認すると、より実際の支払額に近い比較ができます。
菩提寺がある場合は事前に相談する
お付き合いのある寺院がある場合、一日葬に対応しているか事前に確認することをおすすめします。
寺院によっては、通夜と葬儀の二日間で行うことを基本としている場合があります。
お別れの時間が短くなりすぎないようにする
一日葬は日程をコンパクトにできる一方で、スケジュールを詰め込みすぎると慌ただしく感じることがあります。
費用だけではなく、故人とのお別れの時間をどのくらい取れるのかも確認しておきましょう。
一日葬と火葬式の違い
一日葬
葬儀・告別式
↓
お別れ
↓
火葬
式場で葬儀を行い、故人とのお別れの時間を設けます。
火葬式
ご安置
↓
火葬場
↓
お別れ
↓
火葬
一般的には葬儀式を行わず、火葬を中心に故人を送ります。
費用を抑えたい場合には火葬式も選択肢になりますが、「きちんと式を行いたい」「花を飾りたい」「読経をお願いしたい」という場合には、一日葬を検討するとよいでしょう。
世田谷区の葬祭費について
世田谷区の国民健康保険や後期高齢者医療制度の対象者が亡くなり、葬儀を行った場合には、条件を満たす葬祭執行者へ70,000円の葬祭費が支給される制度があります。
申請が必要で、期限もあるため、葬儀後に確認しておきましょう。
一日葬の見積もりで確認したいこと
葬儀社へ一日葬の見積もりを依頼する場合は、次の項目を確認しておくと比較しやすくなります。
- 寝台車・搬送費用
- 棺
- 安置料金
- 保冷処置・ドライアイス
- 花祭壇
- 遺影写真
- エンゼルケア・お化粧・お着替え
- 式場使用料
- 火葬料金
- 骨壺
- 控室料金
- 料理
- 返礼品
- スタッフ費用
「式場・火葬・安置などを含めて、最終的にいくらになりますか?」
と確認することが大切です。
よくある質問
Q. 一日葬は本当に一日ですべて終わりますか?
葬儀式自体は一日ですが、ご逝去から葬儀までは数日の安置期間があります。搬送、打ち合わせ、納棺、身支度なども事前に行います。
Q. 一日葬なら二日葬の半額になりますか?
必ずしも半額にはなりません。搬送、棺、安置、花祭壇、火葬など、一日葬でも必要な費用が多くあります。
Q. 世田谷区民は臨海斎場を利用できますか?
世田谷区は臨海斎場を運営する組織区の一つで、条件を満たす場合は組織区住民料金で利用できます。
Q. 一日葬でも僧侶に読経をお願いできますか?
可能です。ただし、菩提寺がある場合は、一日葬を行ってよいか事前に寺院へ相談することをおすすめします。
Q. 斎場は費用だけで選べばよいですか?
費用だけではなく、自宅からの距離、ご親族の移動、希望する日程、参列人数なども含めて検討することが大切です。
まとめ|一日葬は「総額」で比較することが大切
一日葬は、通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を一日で行う葬儀形式です。
ご家族の負担を抑えながら、故人とのお別れの時間を設けることができます。
ただし、葬儀社のホームページに表示されている「一日葬○○万円」という金額だけでは、実際に必要となる費用は分かりません。
今回、葬儀社へ支払う費用を400,000円として比較すると、
代々幡斎場 797,970円
桐ヶ谷斎場 808,970円
臨海斎場 565,000円
というモデルケースになりました。
同じ内容の一日葬でも、利用する斎場や安置日数によって総額は大きく変わります。
そのため、葬儀を検討するときには、
葬儀社費用+式場+火葬+安置+骨壺+必要な追加費用
まで含めた総額で比較することが大切です。
また、費用だけではなく、葬儀までの日数、ご家族やご親族の移動、故人とどのようなお別れをしたいのかも含めて、ご家族に合った一日葬を考えてみてください。