安置について

世田谷区で葬儀まで安置する方法|自宅安置・安置施設・斎場の違い

09/05/2026

世田谷区で葬儀までのご遺体安置について考えるイメージ

ご家族が亡くなった直後、葬儀の日程や形式よりも先に決めなければならないことがあります。

それが、「故人をどこへお連れし、葬儀までどこで安置するか」です。

病院や施設で亡くなった場合、そのまま長期間病院に安置しておくことは一般的にはできません。

そのため、葬儀の内容がまだ決まっていない段階でも、ご自宅や安置施設などへ故人を搬送する必要があります。

この記事では、世田谷区で葬儀を行う場合の自宅安置・葬儀社の安置施設・火葬場併設斎場での安置について、費用や面会、注意点まで葬儀実務の視点から詳しく説明します。

この記事で分かること
  • 亡くなった後、最初に安置場所を決める理由
  • 自宅安置のメリットと注意点
  • 葬儀社や斎場の安置施設を利用する方法
  • 安置料金を比較するときの考え方
  • 面会について確認しておくこと
  • 自宅で突然亡くなった場合の注意点
  • 葬儀までの日数と安置費用の関係

まず知っておきたい「安置」とは

葬儀における安置とは、故人が亡くなってから葬儀・火葬の日まで、安全な環境でお身体をお休みいただくことです。

東京都内では、死亡した当日や翌日に必ず火葬できるとは限りません。

火葬場や葬儀式場の予約状況によっては、数日間お待ちいただくことがあります。

そのため、葬儀の準備と同時に、

  • どこで安置するか
  • 何日程度安置するか
  • ご家族が面会したいか
  • どのようにお身体を保冷するか

を考える必要があります。

葬儀内容を病院ですべて決める必要はありません。

まず故人を安全に安置し、その後、ご家族で相談しながら斎場や葬儀形式を決めることもできます。

世田谷区で考えられる主な安置方法は3つ

① 自宅安置

住み慣れた自宅へ故人をお連れして、ご家族のそばで葬儀まで過ごしていただく方法です。

② 安置施設

葬儀社などが管理する安置施設でお預かりする方法です。

③ 斎場で安置

代々幡斎場や臨海斎場など、安置設備のある斎場へ直接お連れする方法です。

どの方法が一番よいということではありません。

故人の状態、ご家族の希望、自宅環境、葬儀予定地、費用などによって適した方法は異なります。

① 自宅で安置する

ご家族からよく聞く希望の一つが、

「長く入院していたので、一度は家に帰してあげたい」

「知らない安置施設ではなく、家族のそばで過ごさせてあげたい」

というものです。

条件が整えば、故人を病院や施設からご自宅へ直接お連れすることができます。

自宅安置というと一戸建てを想像される方も多いですが、マンションでも状況によって可能です。

自宅安置のメリット

  • 故人のそばに家族がいられる
  • 面会時間を気にする必要がない
  • 親しい方がゆっくりお別れできる
  • 住み慣れた家に帰してあげられる
  • 葬儀までの時間を家族で過ごせる

葬儀まで数日ある場合、その数日間そのものがご家族にとって大切なお別れの時間になることがあります。

マンションでも自宅安置できますか?

マンションでも、搬入経路や室内環境などの条件が整えば自宅安置は可能です。

確認したいのは次のような点です。

  • 玄関の広さ
  • 廊下の幅
  • エレベーターの大きさ
  • 階段で搬入できるか
  • 故人をお休みいただく部屋
  • 室温を管理できるか

一般的なマンションのエレベーターでストレッチャーがそのまま入らない場合でも、状況に応じた搬送方法が取れることがあります。

自宅安置では「保冷処置」が重要です

自宅安置を行う場合、季節を問わず故人のお身体を適切な状態に保つ必要があります。

一般的にはドライアイスなどを使用して保冷を行います。

ただし、

  • 故人のお身体の状態
  • 亡くなられた原因
  • 室温
  • 日当たり
  • 葬儀までの日数

などによって必要な管理は変わります。

「冬だから保冷しなくても大丈夫」ということではありません。

反対に、「夏だから自宅安置できない」ということでもありません。故人の状態を確認しながら、適切に保冷管理することが大切です。

② 葬儀社などの安置施設を利用する

自宅での安置が難しい場合には、葬儀社や民間事業者が管理する安置施設を利用します。

たとえば次のような場合です。

  • 自宅に十分なスペースがない
  • マンションへの搬入が困難
  • 家族が遠方に住んでいる
  • 一人暮らしで管理が難しい
  • 葬儀まで日数がある

安置施設を選ぶときは「面会条件」を確認する

料金だけでなく、必ず確認したいのが面会です。

安置施設によって、

  • 予約制で面会可能
  • 決められた時間のみ面会可能
  • 面会に追加料金が必要
  • 原則面会不可

など条件が異なります。

「安かったので選んだが、葬儀の日まで故人に会えなかった」

ということにならないよう、搬送前に面会条件を確認しておくと安心です。

③ 火葬場併設斎場で安置する

世田谷区民が利用することの多い火葬場併設斎場にも、安置施設があります。

代表的な施設には、

  • 代々幡斎場
  • 桐ヶ谷斎場
  • 堀ノ内斎場
  • 臨海斎場

などがあります。

代々幡斎場で安置する場合

代々幡斎場には保棺施設があり、葬儀まで故人を預けることができます。

ただし、安置日数が長くなるとその分費用も増えます。

臨海斎場で安置する場合

臨海斎場には柩保管施設があります。

世田谷区は臨海斎場を運営する組織区の一つなので、条件を満たす場合は組織区住民料金で利用できます。

葬儀を臨海斎場で行う場合には、安置から葬儀・火葬まで同じ施設で進められることも大きな特徴です。

斎場へ直接安置するメリット

葬儀もその斎場で行う場合、故人の搬送回数を減らせることがあります。

病院・施設 故人を斎場の安置施設へ搬送
斎場で安置 葬儀の日まで施設でお預かり
同じ施設で葬儀 式場へ移動
同じ施設で火葬 霊柩車による長距離移動を減らせる

高齢の親族が多い場合などには、移動の少なさが大きなメリットになることがあります。

自宅安置と施設安置、どちらがよい?

どちらが正解ということはありません。

自宅安置が向く方

  • 一度自宅へ帰したい
  • 家族のそばで過ごしたい
  • 面会時間を気にしたくない
  • 親しい方にも会ってほしい

施設安置が向く方

  • 自宅への搬入が難しい
  • 室温管理が難しい
  • 家族が遠方にいる
  • 専門施設で管理してほしい

斎場安置が向く方

  • 利用する斎場が決まっている
  • 搬送回数を減らしたい
  • そのまま葬儀・火葬へ進みたい

安置先を決める前に確認したい7つのポイント

① 安置料はいくらか

1日単位なのか、24時間単位なのかを確認します。

② 保冷処置は含まれているか

安置料とドライアイスなどの費用が別になっている場合があります。

③ 面会できるか

故人と過ごしたいご家族には特に重要です。

④ 面会可能な時間

予約が必要なのか、何時から何時までなのかを確認します。

⑤ 納棺前でも面会できるか

施設によって安置方法が異なります。

⑥ 葬儀までに何回搬送するか

搬送回数が多くなれば追加費用が発生することがあります。

⑦ 葬儀まで何日程度かかりそうか

火葬場や式場の予約状況によって安置日数が変わります。

病院から紹介された葬儀社へ必ず依頼する必要はありません

病院で亡くなった場合、病院から搬送を行う葬儀社を紹介されることがあります。

しかし、紹介された葬儀社に葬儀まで必ず依頼しなければならないという決まりはありません。

搬送のみを依頼し、その後に別の葬儀社を検討することもできます。

ただし、別の安置場所へ移動すると再搬送費用などが発生する場合があります。

搬送前に聞いておきたいこと
  • 搬送のみの場合はいくらですか?
  • 安置は1日いくらですか?
  • 保冷料金はいくらですか?
  • 家族は面会できますか?
  • 別の葬儀社へ変更することはできますか?

葬儀まで日数があるときは「納棺」と身支度も大切

葬儀まで数日待つ場合、途中で納棺を行うことがあります。

必要に応じて、

  • お身体を清潔に整える
  • 髪を整える
  • 髭剃り
  • お化粧
  • 故人らしい服へのお着替え

などを行うこともできます。

これは単に見た目を整えるためだけではありません。

長い入院生活をされていた方などを、できるだけ生前のお姿に近づけ、ご家族が安心して最後のお別れをできるようにするための大切なケアです。

自宅で突然亡くなった場合は、すぐに故人を動かさない

病院や介護施設で亡くなった場合と、自宅で突然亡くなった場合では手続きが異なることがあります。

在宅医療を受けており、かかりつけ医が死亡確認を行える場合には、医師の指示に従います。

一方で、

  • 突然亡くなっていた
  • 死亡した経緯が分からない
  • かかりつけ医がいない
  • 事故の可能性がある

といった場合には、警察による確認が必要になることがあります。

死亡状況が分からない場合は、ご家族の判断で故人を移動させないようにしてください。

状況に応じて119番、110番、かかりつけ医などへ連絡し、その指示に従います。

安置日数は葬儀費用に影響します

安置費用は、葬儀社の基本料金とは別に確認したい項目です。

たとえば、

  • 安置施設料金
  • ドライアイスなどの保冷料金
  • 追加搬送

が日数に応じて増えることがあります。

見積もりをお願いするときのポイント

「葬儀まで5日間安置することになった場合、総額はいくらになりますか?」

と聞いておくと、実際の費用に近い見積もりになります。

火葬場に近い安置施設が必ず一番よいとは限りません

「火葬場に近いから」という理由だけで安置施設を決める必要はありません。

ご家族が毎日のように面会したいのであれば、ご自宅から近い施設の方が便利な場合があります。

反対に、葬儀までの面会をあまり予定しておらず、利用する斎場がすでに決まっているのであれば、斎場へ直接安置する方が移動を少なくできることがあります。

安置場所は「故人をどこへ預けるか」だけでなく、「葬儀まで家族がどう過ごしたいか」で考えることが大切です。

世田谷区で安置方法を考えるときの目安

家族で過ごしたい

自宅安置

面会制限がなく、故人のそばでゆっくり過ごせます。

自宅が難しい

安置施設

専門施設で管理してもらうことができます。

斎場が決まっている

斎場安置

安置から葬儀、火葬までの移動を減らしやすくなります。

よくある質問

マンションでも自宅安置できますか?

搬入経路やエレベーター、安置スペース、室温管理などの条件が整えば可能です。

葬儀まで毎日故人に会いたい場合はどうすればよいですか?

自宅安置が最も自由度の高い方法です。施設安置の場合は、搬送前に面会条件を確認しておきましょう。

自宅安置から斎場へ移すことはできますか?

可能です。葬儀の日程に合わせて、ご自宅から式場や火葬場へ搬送します。

最初に選んだ安置場所を変更できますか?

変更することはできますが、再搬送費用などが発生する場合があります。

安置は何日くらい必要ですか?

火葬場や式場の空き状況によって異なります。数日程度になることもあれば、混雑状況によって長くなる場合もあります。

まとめ|安置は「葬儀まで故人とどう過ごしたいか」で選ぶ

安置場所は、単に葬儀まで故人を預ける場所ではありません。

自宅でご家族と過ごす。

安置施設で安全に管理してもらう。

利用する斎場へ直接お連れして、葬儀・火葬までの移動を少なくする。

どの方法にもメリットと注意点があります。

世田谷区で安置場所を選ぶ際には、料金だけではなく、

  • 故人の状態
  • 面会できるか
  • ご自宅からの距離
  • 葬儀までの日数
  • 利用予定の斎場
  • ご家族が故人とどのように過ごしたいか

を総合的に考えることが大切です。

「一度は自宅へ帰してあげたい」という希望がある場合には、病院から搬送する前に葬儀社へ伝えてみてください。

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